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【 コラム一覧 】
・PC−9801資産の永久保存方法!?
・フロッピーディスクの寿命
・PC-98ソフトの動作確認環境について
 
 
  pc-98シリーズのゲームが発売されてからおよそ20年が経とうとしています。
ここでは、このホームページのタイトルにもなっています「100年後もpc-9801で遊ぶプロジェクト」に関連するコラムを掲載していきます。
マニアックな?そしてどうでもいい内容になってしまうかも知れませんが、よろしくお願いします。

第4回 「PC-9801用のモニター、ディスプレイについて」

今回はPC-9801時代のディスプレイ(モニター)についてのお話です。
私が当時所有していたEPSONのPC-386VR-STDにはNECのPC-KD854Nを接続していました。
今や液晶ディスプレイが主流ですが、当時はことデスクトップ型のPCにはCRTがほとんどでした。

下図の画像がPC-KD854Nです。PC本体はPC-9801FAですね。これは2006年当時に所有していました。

PC-9801に対応しているディスプレイの特徴の一つが、水平周波数が24.8KHzなのである。
垂直周波数は56Hzなんである。
最近のは液晶ディスプレイも含めて、31.5KHz〜が一般的なので、今後はこの24.8KHzに対応したディスプレイが減少していくと思われるんです。
こういったディスプレイの入手の仕方としては、やはり「ヤフオク」あたりになるんでしょうけど。
PC-9801用CRTディスプレイ
CRTは送料も高くつきそうだし、後々処分するにも廃棄料をとられそうですよね。
それなら、液晶ディスプレイの方が場所はとらないし、転用できるのでリスクが少ないと思うんです。
そこで、当プロジェクトでは当時のCRTを振り返りながら、今後も永続的にPC-9801で遊ぶために水平周波数24.8KHzの液晶ディスプレイの入手と接続方法を主として書いていきたいと思っています。

先ほどから水平周波数24.8KHzにこだわっていますが、実はさらに画像出力の詳細にこだわる方がいらっしゃいましたら、アスペクト比についてもお話しておく必要があります。
アスペクト比固定で表示可能なディスプレイとそうでないディスプレイがあります。
アスペクト比については、ウィキペディアで検索していただくとし、要は縦横比率が異なるため、若干縦長になったりするというものです。
私は全然気になりませんが。。

シャープの液晶ディスプレイは
LL-T1501Aは、アスペクト比固定には非対応
LL-T1502Aは、アスペクト比固定で表示可能だそうです。
型番によって違うものなんですね。

ちなみにアスペクト比固定でも若干の伸びが各社によってあるようです。
そんなバラツキがある中でもNANAO(現在EIZO)はきっちり表示されるようです。
さすが、高価なことだけはありますね。

上図はNECのPC-KD854Nです。
一番最初に購入したPC-8801MHには確かPC-KD854だったな。NがついてるってことはNewと意味だろうか!?きっとそうだね。
     
だいぶ暗い映像ですみません。これが当時のPC-KD854です。非常に懐かしい一品です。
     
上図はSHARPのCU-14FDですね。こちらも当時NEC、MITSUBSHIのXC-1498CII と並んでよく店頭でみかけたディスプレイですね。
     
     
     
     
     
     
     
PC-9801用モニター、ディスプレイについてのQ&A
Q.windows用のCRTモニターとPC-9801を接続する事は出来ますか?
A.お使いの9801によると思いますが、古い機種であれば周波数が24.8kHzの可能性がありますので、下記の方法のいずれかをご案内いたします。

1、24.8kHz対応のCRTモニターを使う

接続ケーブルについて
モニタのコネクタ形状はD-SUBミニ15ピン(3列)となりますので、コンピュータがD-SUB15ピン(2列)出力の際は、変換アダプタが必要です。D-SUB15からD-SUBミニ15ピンに変換可能な市販品の変換アダプタをお求めください。
変換アダプタ+付属ケーブル(V55)で接続することになります。

2、信号変換機を使う(24kHz⇒31.5kHz)

以上はたとえ映ってもアスペクト比(縦横比)が変わることもありますので、基本的にクオリティを求めるよりまずは『映る』ための救済的対応と割り切った方がよいかもしれません。

Q.PC9801用のモニター変換アダプターを付けて別のモニターを付けようとしたら、 out of rengeと表示され、正しく表示されません。どうしてでしょうか?
A.接続されてモニター自体が水平周波数など9801用に適していない可能性がございます。
・ PC−9801は 24kHz です。 今売られているモニターは 31kHz以上かと思われます。
・ 2列15ピン − 3列15ピン変換アダプターは MACと同じ形状ですので注意してください。

補足として、31しかサポートしていない場合はPC-9821(一部除く)なら使用できます。
PC-9821の電源を入れるときにGRAPHキーと1(ぬ)キーを同時に押していれば24.8、GRAPHキーと2(ふ)キーで31と切り替わります。

モニター変換アダプターについて、同じアナログRGBでも、PC9801シリーズは標準のD-sub15ピン、
現行の物はminiD-sub15ピンで、コネクタの形状が異なります。
変換コネクタか、片側が標準D-subで、反対がminiD-subのケーブルが必要です。

変換アダプタは下記のサンワサプライ?で通販されています。
価格は1,500円くらいでしょうか。
http://www.sanwa.co.jp/product/ichiran.asp?dir1=cable/display/hkadaputa/nec&mode=spec1
 
 
水平周波数が24.8KHzの液晶ディスプレイと思われるメーカー、型番(念のためご確認ください。)
  ヤフオクで24.8KHzの液晶ディスプレイ を探す  
メーカー 型番  
IIYAMA AS4314UT  
MITSUBISHI RDT154H  
SHARP LL-T1610W  
SHARP LL-17A1  
SHARP LL-T1500A  
SHARP LL-T1502A  
SHARP LL-203G  
SHARP LL-T2015  
SHARP LL-T1512W  
SHARP BL-M17W1  
SHARP LL-M17W2  
SHARP LLM17W1  
IO-DATA LCD-AD203GB  
IO-DATA LCD-AD203  
IO-DATA LCD-A176GE  
IO-DATA LCD-A173K  
IO-DATA LCD-A177GE  
IO-DATA LCD-AD178GEW-P  
IO-DATA LCD-AD198GE  
EIZO (旧nanao) FlexScan E151L  
EIZO (旧nanao) FlexScan L360-DD  
EIZO (旧nanao) FlexScan L360  
EIZO (旧nanao) FlexScan L365  
EIZO (旧nanao) FlexScan L365-A  
EIZO (旧nanao) FlexScan L367-R  
EIZO (旧nanao) FlexScan L367  
EIZO (旧nanao) FlexScan S1501  
EIZO (旧nanao) FlexScan L565-A  
EIZO (旧nanao) FlexScan L565-BK-A  
EIZO (旧nanao) FlexScan L565  
EIZO (旧nanao) FlexScan PLACEO  
EIZO (旧nanao) FlexScan L551  
EIZO (旧nanao) FlexScan P170  
EIZO (旧nanao) FlexScan L767-R  
     
     
     
     
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