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オートトレース機能
   初心者でも簡単に使えるオートトレース機能をもったフリーソフト、その名もpotraceのご紹介です。
 スキャンした画像データや、デジカメで撮った写真データ、photoshop上で描いたビットマップ画像をイラストレーターのベクトル画像に変換できたらいいなと思ったことはありませんか?
 このpotraceは、ベクトル画のフォーマットとしては、epsかsvgに変換可能です。 まっ本当にこだわったロゴなどを仕上げたときは、トレースすべきなのでしょうが、業務的にたくさんのイラストを仕上げる必要がある場合、オートトレース機能をもったソフトがあると便利です。
 その昔、私はある印刷会社に働いていた頃、当時はmacを使っていたのですが、ArtWorkerというスキャンした線画データをベクトル画像に変換するソフトを使用していました。ただこのソフトは1本3,000,000円もするソフトですので、とても個人では手が出せません。
web上で探していたところpotraceというソフトにぶちあたりました。
 使ってみるとフリーソフトなのに、その精度はなかなか素晴らしいです。ここではwindows版の説明をしたいと思います。
 サンプルとしては、手書きのロゴをイラストレーターのパスに変換しようと思います。 使用するソフトとしては、photoshop、potrace、illustratorになります。
potrace以外はどちらも高価なソフトですので、photoshopの代わりにペイントでも構いません。要はビットマップファイルに変換できれば良いです。
illustratorは一応、ここの講座のソフトですので使用することにします。
現在はversion1.7が最新のようです。
Potraceのオフィシャルサイトからソフトをダウンロード(Win32bit版/potrace-1.7.win32-i386.zip)。
解凍する。
それをC:\Program Filesの中に入れておきます。

  ・前置きが長くなってしまいましたが、まず、紙に書いたロゴをスキャンする。
スキャンする解像度は、300dpiにしておきましょう。
・photoshopで余分なごみを取り、[イメージ]−[モード]−[グレースケール]でグレースケールに変換します。 ・[選択範囲]−[色域指定]で薄い色で不要な部分を選択し、白にしましょう。
・[イメージ]−[色調補正]−[明るさ・コントラスト]でコントラストをかけ白黒をはっきりさせます。そして BMP(ビットマップ)形式で保存する。

  ・photoshopで拡大したものです。ビットマップ画像です。

  ・そして、いよいよpotraceの出番です。potraceにてBMP→EPSに変換します。
・potraceでの変換の基本は、MS-DOSプロンプトでコマンドを入力して変換するのが一般的ですが、それでは時間がもったいないので、batファイルを作成し、そこにBMPファイルをドラッグ&ドロップするだけで作成できる方法をご紹介します。
・EPSファイルを作成する場合:
potraceEps.batというファイルを作ります。 メモ帳などでファイル名をtest.txt(中身はなしでいいです。)というように適当に保存しておいて、ファイル名を上記のように変更します。 次にbatファイルをメモ帳で開き、 左図のように書きます。
これは、potrace-1.7.win32-i386フォルダをC:\Program Filesの中において場合のbatファイルです。
C:\Program Files\potrace-1.7.win32-i386\potrace.exeの部分は、
potrace.exeが格納してある場所により、変更する必要があります。

※SVGファイルを作成する場合:
potraceSvg.batという名前のバッチファイルを作って

ECHO OFF
"C:\Program Files\potrace-1.7.win32-i386\potrace.exe" -s %1


  ・ビットマップファイルを作成したbatファイルでドラッグ&ドロップします。

  ・できたEPSファイルをillustratorで開いてみましょう。
どうです?素晴らしい出来だと思いませんか?
このようなソフトがフリーだなんて信じられません。
感謝です。
・パスがきちんと形成されていて、アンカーもばっちりですね。

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