「概要」
今回紹介するのは、プロ野球シミュレーションゲームの「スーパー野球道」。PC-8801,9801シリーズの野球物と言えば監督シミュレーションゲームが多い。ファミコンのファミスタや燃えろプロ野球、ハリキリスタジアムなどのユーザーが投球や打撃を操作するゲームが多いが、PCの野球ゲームは、ベストプレープロ野球などのユーザー自らは監督となり指示を出し試合結果にニンマリしてゲームをするいわゆる監督シミュレーションゲームが大半である。これはファミコンなどにある画面制御スクロールのスプライト機能をパソコンは持ち合わせていなかったためである。
この機能はシューティングゲームにもいえることであった。
さて、パソコン版のプロ野球シミュレーションと言えば、私の知る代表的な作品として、この野球道、やじうまペナント、Mr.プロ野球とある。どれも一短一長あったのだが、その中でも今回はより緻密なゲーム作りがされていると思われる野球道を紹介します。
まずは、監督となるチームを決め、キャンプ、シーズン、日本シリーズ(リーグ優勝すれば、)、ドラフト、進退問題となる。
「プレイ」
オープニングタイトル。野球魂が燃え上がります?。
まずは初期設定として、監督となるゲーム、試合数を選択します。試合数は30、60、130とあるが当然130だよね。チームはその当時の懐かしいチーム名が存在する。果たしてこの中でフルネームで残っているチーム名はいくつあるでしょう?
答えは最下段!都市名が付加された場合は除きます。
これはキャンプでの一覧画面。王賢治氏がキャンプ地に訪れていたので教育を頼んだが、気乗りがしないのでといって断られた。やっぱりこの頃からうちのチームには興味がないのね。
でも指導者にも守、走、打、投とかパラメータがあるけど、このあたりの数値が実際、指導力としてどのくらい反映されるのかは未知数だよね。実際何もプログラミングされていないかも知れないし。でもそれはないか・・。失礼。
一軍登録画面。懐かしいお名前が並んでいます。野茂、入来、加藤哲郎、吉井、阿波野、赤堀、寺前(!?)。近鉄って結構いい投手がいるんだね。
こちらは打者の一軍登録。このあたりの登録画面を見ると、ファミコンのように電源入れてからゲーム開始まで3分以内とはいかないね。でもこのあたりを楽しむゲームだから。打者にもいろいろ懐かしい名前が存在します。
石井浩郎、ブライアント、村上、大石、新井、etc。この当時の近鉄は外国人打者でその年が決まっていたような気がするな。
監督のパラメータと、チームのパラメータが確認できる。当時はまだ藤井寺球場だったのね。球団人気は5らしい。この後大阪ドームに移り、そのチームはオリックスと楽天に分断される。
実際のプレイ画面をお見せしようと思ったけど、なんとゲームディスク1に障害発生、残念無念。
ライバルソフトは、やじうまペナントレース、Mr.プロ野球か!? |