コラム
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【 コラム一覧 】
・PC−9801資産の永久保存方法!?
・フロッピーディスクの寿命
・PC-98ソフトの動作確認環境について
 
 
  pc-98シリーズのゲームが発売されてからおよそ20年が経とうとしています。
ここでは、このホームページのタイトルにもなっています「100年後もpc-9801で遊ぶプロジェクト」に関連するコラムを掲載していきます。
マニアックな?そしてどうでもいい内容になってしまうかも知れませんが、よろしくお願いします。

第5回 「消え行くフロッピーディスク」

 フロッピ−ディスクはPC-9801を語る上では切っても切り離せないもので、フロッピーディスクがなければパソコンはただの箱同然だった。

私がたどったパーソナルコンピュータの歴史からいうと
フロッピーディスクの媒体自体の大きさの種類は下記のようなものだと思います。

8インチ(外装を薄いプラスチックのようなもので覆ったペラペラな磁気ディスク)

5.25インチ[一般的に5インチと呼ばれるもの](8インチと同じく薄いペラペラの磁気ディスク、3.5インチと違って取り扱いに注意が必要。)

3.5インチ(磁気ディスクをわりと強固なプラスチックで覆ったもの。5インチのようなペラペラでなく、よほど力を入れないかぎり真っ二つに折れることはない。)

2インチ(PC-9801ではおそらく無縁のサイズ)




上記の中で、PC-9801時代、最も使用されたのは2種類で
VM、VX系の5インチフロッピーディスクドライブで使用される5.25インチのFD
UV、UX系の3.5インチのフロッピーディスクドライブで使用される3.5インチのFD
※以下、フロッピーディスク:FD、フロッピーディスクドライブ:FDDで略称します。
   
よくFDの箱にMF-2HDとかMD-2HDとか書かれてありますけど、あのMFとかMD、FDって
何の意味か分かりますか?
FD:8インチ  
MD:5.25インチ マイクロフロッピーディスクの略  
MF:3.5インチ マイクロフロッピーディスクの略  
VF、PD、KD:2インチ  
   
さらに5インチ、3.5インチのFDにはそれぞれ2DDや2HDが存在していたと思います。
この2HDという呼称にも意味があり、 2は両面型を表します。
1:型面型  
2:両面型  
   
次にHは記録密度を表しています。
S:単密度 (シングルデンシティ) タイプ  
D:倍密度 (ダブルデンシティ) タイプ  
H:高密度 (ハイデンシティ) タイプ  
E:エクストラハイデンシティタイプ  
   
また、2HDのDはトラック密度を表しています。
D:ダブルトラック密度タイプ  
ブランク:シングルトラック密度タイプ  
   
最後に256とか512と書いてあった場合、これはフォーマットを表しています。
256:256バイト/セクターでフォーマット済 よく”にごろフォーマットと呼んでいました”
512:512バイト/セクターでフォーマット済  
1024:1024バイト/セクターでフォーマット済  
DOS8:MS-DOSでフォーマット済  
   
上記をまとめますと5インチ2HD にごろフォーマットと呼んでいたのは、実は↓
5.25インチの両面型高密度ダブルトラックマイクロフロッピーディスクの256バイト/セクターでフォーマット済となりますか。
長〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いです。
   
   
   
   
   
   
   
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