名作を訪ねて
レイルロード
タイクーン
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  第4回 レイルロードタイクーン [マイクロプローズジャパン]



 「概要」
 
 アメリカ合衆国で作れれた鉄道経営運営シミュレーションゲームである。 プレイヤーを都市と都市とを線路で結び、列車を買い配置し、旅客や貨物を運搬し利益を出す。 その利益で他の鉄道会社を買収したりし、会社を大きくしてゆくのだ。 またシナリオプレイでは何年以内に都市と都市を結ぶなどが用意されている。
 でもシミュレーションゲームの醍醐味というのはプレイヤー自身がシナリオにとらわれず思うがままに世界をつくり上げるのだと僕自身は思っている。だからシナリオプレイはクソ食らえだ。
 まぁそんなでライバル会社がいるチョイ難しいレベルでやってみるだ。 プレイヤーは、鉄道史の中で1800年頃から現在くらいまででプレイすることができるのだ。 それぞれの年代で登場する機関車、産業、貨物、建造物が違うのです。 時間の概念もあり、時間が進むにつれ○○の製造が開始されましたなどとメッセージが表示され、買えるようになる。 このあたり鉄道ファンにはたまらないのではないでしょうか?
マルチプレイ、マップエディット機能もあります。当時マルチプレイを本当にやった人はいるのかな。三国志じゃあるまいし、そんなに鉄道シミュレーション好きが集まるってことはないよね。


 

「プレイ」
 オープニングの画面、何ともほのぼのとした音楽にのって機関車がすれ違います。
 海外物がベースということで操作が不親切かと思いきや意外と良い。広大なマップの切替も苦になるというほどではない。また昼夜による背景色の移り変わりなど日本ユーザー向けに手を加えられているかのような作りになってます。


 

 新しいゲーム、続き、入門シナリオから選択できる。

 

 

 

 

 

 まずは、時間の進み具合ととめ、線路を敷く。なるべく大きい都市間を敷くようにした方がよい。旅客収入、郵便収入が入るからね。都市が大きくないときは、旅客:1、郵便:1でも良いかも。これも牽引する機関車のパワーにより3輌以上牽引すると速度が極端に遅くなる場合があるし、土地の起伏にも列車は影響されるから、難しいよね。 機関車には、加速、安全(整備)、燃費、パワーなどの要素が運行に影響する。勾配があるところだとホントにチビチビとしか進まんから大変だ。。きっと運転手はその時に用を足しているに違いないんだ。
 旅客、郵便である程度の収入が入ることに成功したら、次は貨物(産業)に手をかける。この産業とは、農作物、鉱物、原材料を運んで、精製所がある都市で加工し、またその産物を別都市に運ぶことにより貨物としての利益を生み出すことである。この循環が滞りなくうまく運べるようになると立派なタイクーンマスターである。
  そんでもって資金に余裕ができてきたら、駅回りの施設に投資するというのも手だ。駅舎の拡大、ホテル、郵便局の拡大などができる。ひとつ肝心なのが整備施設を2、3駅に1つは建造しておくことだ。機関車はいろいろな不具合を行すから整備施設があると停車するたびに整備してくれたことになるから安心だ。そのほか駅舎の大きさによりマップ上の影響する範囲が大きくなるからより多くの産業、旅客を対象とすることができるんだ。

画面は縮小、拡大ができる。画面右下の機関車のアイコンが現在の稼動状況を確認できる。
数字がどれだけの利益を得たかを表してます。

 

 

 

 

経済的な話題が新聞をにぎわす。これにより株式市場、景気に影響を与える。また、不景気になり旅客が減り収入が減ることになるのだ。

 

 

 

 

 

 会社の利益が多くなると株式が分割される、これは気分いいね。間違っても粉飾決算はしていないから大丈夫。 機関車は、だいたいキャメルズバックとモーガンというのに落ち着く。よっぽど思い入れがない限り、気が付いたらこの2機を走られているはず。この頃に日本の鉄道版があったらもっとハマッただろうなぁ。
 そう言えば、別件だけどこの2006年03月17日をもってJR関西本線で名古屋〜奈良間を1日1往復運行されていた急行かすがが廃止になるらしい。僕は一度も乗っていないが寂しい限りである。でも関西本線といいながら名古屋〜難波間の直通運転は1本も運行されていないのは何とも不思議な話。これも近鉄との競争の末なのだろうけど。ちなみに僕は近畿日本鉄道ファンです。

 話は戻って、このレイルロードタイクーン観賞用のゲームとしても結構楽しめる。特急みたいなダイヤにして(勝手に特急はやぶさなどと決めちゃう)、普通列車を各駅で待ち合わせして追い抜くとか。そういったマニアックな楽しみ方もあるし、丘稜地を駆け抜ける列車や、田園、農園を駆け抜ける列車てのも絵になる。ただのんびりプレイしているといつのまにかライバル会社に囲まれてしまうから要注意。
 ライバル会社の駅に線路を乗り入れることも可能なんだ。これは例をあげると最初阪神電鉄が梅田駅に乗り入れた後に阪急が梅田駅に乗り入れるみたいな感じ。でもこのレイルロードタイクーンはある期間経つと市民の判断により、どちらかの鉄道会社がその駅より追い出されるんだ。だから競争している間は集中してその駅に貨物や旅客を運ぶようにする必要があるね。
左下のはマニュアルなんだけど、貨物の産業循環図だ。このようにして原料を加工し運搬すると利益が出るしくみになっている。

 たとえば、それまでボストン駅を独占していたのに収入が半分に減ったから確認してみると別会社が乗り入れたとか。このあたり本当に良く考えられて作られているなぁと関心してしまう。
 駅の乗り入れっていう手があると先に書いたけど、これは利益が上がっているときに使えるもので発展途上時に回りを囲まれてしまうと大変。このあたり国取りゲーム的な要素もあるよね。なんだか褒めてばかりだ。それほど鉄道ファンには一度はプレイしてほしい作品だ。



「ライバルソフト」
 ライバル会社は存在しないが当時のタイトルとしては 「A列車で行こうIII」あたりか。

 

 

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